なにわの社労士発~「今日もこんなええことありました」 | 経営者会報 (社長ブログ)
人とのご縁を大事に仕事をしています。「今日もこんなええことありました」という気づきをみなさんと共有できればと思います。
『孤独死の作法』
東京のお友達、葬儀相談員の市川愛さんが新刊を出されました。
タイトルは『孤独死の作法』
「私は家族がいるので孤独死なんてありえない!」と考えている方もぜひお読みください。
なぜならば、「死」というのは突然やってくるもの。
そして生ある限りは必ずやってきます。
この本で扱っている「孤独死」というのは、我々がイメージする
独居老人が亡くなってから何ヶ月も誰にも発見されずに
白骨化していたという「孤立死」ではなく、
家族に看取られずに死ぬ(家族が間に合わなかった場合も含む)なので
相当広い範囲を取り扱っています。
しかも読み進めていてわかったのですが
死ぬときは誰もがひとりです。
死んだ人から話を聞けないからわからないけれど
家族に看取られずに息を引きとったことでつらい思いをするのは
実は亡くなった本人ではなく、遺された家族なんですよね。
自分がいつか死ぬとして、そのときに備えて準備しておかなければならないことは
いつ来るかわからない臨終のときに家族に集まってもらう段取りではなく
自分が死んでから遺された家族(や周りの人)に迷惑を掛けないことなのです。
私も昨夏、義母を見送りました。
遺された家族は義母が望んだであろう告別式にするために
義母の知り合いに必死で連絡を取りました。
それがすべてであったかどうかは今となってはわかりません。
さらに、お棺の中に義母が入れてほしかったものがあったかもしれません。
旅立ちのときに身につけたかった着物があったかもしれません。
でもそれらはこちらで推測して用意するしかありませんでした。
義母は短期間の入院で容体が急変して亡くなったので
死後の準備など全くしていなかったからです。
自分が死んだあとに困るのは自分ではなく周りの人である。
それは家族がある人もない人も共通のことです。
周りの人を困らせることがないように
本書を読むことで、いつか迎える「死」に対する最低限の準備ができます。
著者の市川愛さんと私との共通点は、人間の根っこが明るく前向きだということ。
『孤独死の作法』というタイトルを見たときに、
拙著『社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方』の帯のコピーである
「解雇の作法」という言葉が、まず頭に浮かびました。
「孤独死」も「解雇」も触れるのもタブーとされているような内容ですが
(著者は「孤独死」は淋しいものでも悲惨なものでもない、と書いています)
きちんと正面から「ありき」ととらえて、できるだけ人に迷惑をかけないために
どうするべきかを淡々と書いているところが共通点だと感じました。
新書ですのであっという間に読めます。
ぜひぜひみなさまご一読くださいね!
私は本を読み終えて、いつか来る「死」に向かって、今やるべきことを決めました。
タイトルは『孤独死の作法』
「私は家族がいるので孤独死なんてありえない!」と考えている方もぜひお読みください。
なぜならば、「死」というのは突然やってくるもの。
そして生ある限りは必ずやってきます。
この本で扱っている「孤独死」というのは、我々がイメージする
独居老人が亡くなってから何ヶ月も誰にも発見されずに
白骨化していたという「孤立死」ではなく、
家族に看取られずに死ぬ(家族が間に合わなかった場合も含む)なので
相当広い範囲を取り扱っています。
しかも読み進めていてわかったのですが
死ぬときは誰もがひとりです。
死んだ人から話を聞けないからわからないけれど
家族に看取られずに息を引きとったことでつらい思いをするのは
実は亡くなった本人ではなく、遺された家族なんですよね。
自分がいつか死ぬとして、そのときに備えて準備しておかなければならないことは
いつ来るかわからない臨終のときに家族に集まってもらう段取りではなく
自分が死んでから遺された家族(や周りの人)に迷惑を掛けないことなのです。
私も昨夏、義母を見送りました。
遺された家族は義母が望んだであろう告別式にするために
義母の知り合いに必死で連絡を取りました。
それがすべてであったかどうかは今となってはわかりません。
さらに、お棺の中に義母が入れてほしかったものがあったかもしれません。
旅立ちのときに身につけたかった着物があったかもしれません。
でもそれらはこちらで推測して用意するしかありませんでした。
義母は短期間の入院で容体が急変して亡くなったので
死後の準備など全くしていなかったからです。
自分が死んだあとに困るのは自分ではなく周りの人である。
それは家族がある人もない人も共通のことです。
周りの人を困らせることがないように
本書を読むことで、いつか迎える「死」に対する最低限の準備ができます。
著者の市川愛さんと私との共通点は、人間の根っこが明るく前向きだということ。
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ぜひぜひみなさまご一読くださいね!
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