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司法書士事務所勤務時代の仲間との忘年会

投稿日時:2011/11/26(土) 15:03rss

昨日は、11年前に勤務をしていた司法書士事務所のメンバーとの忘年会でした。

























10人くらい集まったのですが、正確には1名を除いて全員OB。
皆、今は独立したり勤務先を変えて活躍しています。

私と同じ時代に勤務をした人もいますし、私が入所する前や、辞めてから
入所したメンバーもいました。
(先生主催の会にもOBも呼ばれるので皆顔見知りなのです)

私は12年前に息子を生むために、11年間勤務していた会社を退職しました。
息子を生んで4カ月くらいは家にいたのですが、時間をもてあまし
「やっぱり仕事をしよう」と思って、ハローワークの求人検索で見つけたのが
自宅から自転車で通うことができる、司法書士事務所でのパート勤務の仕事でした。

会社に勤務しているときは、総合職で、同期で一番に昇格し
社長賞も何度ももらった私でしたが、新しい勤務先では一番下っ端でした。


最初にやった仕事はトイレ掃除。名刺整理。書類の焼却。(当時 一斗缶で燃やしていました)
当時のメンバーに私が「隊長」と呼ばれているのは、
外での書類の焼却のときに寒いのでジャンパーを着ていて、
「私はゴミ燃やし隊の隊長や!」と自分で言ってたからです。

司法書士事務所の仕事は、今までの在庫を持ってモノを売るという
繊維関係の会社での商売とは全く異なるものでした。
自分より年下の職員さんたちが、法律を調べて書類を作成していく姿がとってもかっこよくて
しかも、よくよく観察してみると、依頼者に「先生、ありがとうございました」とお礼を言われて
報酬を受け取る仕事だとわかりました。

勉強を続けることができて、それが蓄積になって
自分の知識や経験をお金に換えることができる仕事だ!と思ったのです。

子どもを抱えながら、時間でしばられる会社での勤務はきついな、と感じていた私は
(司法書士事務所でも実は遅刻の常習犯でした)
そこで初めて、自分で資格を取って仕事をしたい!と思ったのです。

さらに、当時一緒に勤務していた職員さんたちが、本当に思いやり深く、一生おつきあいしたいと思ったので
彼らと同等につきあうためには自分も資格が必要だと強く感じました。

資格取得をめざして職員さんたちが通っていた資格試験受験のための学校に私も通い始めました。
受けるコースは違うけれどもお互いに励まし合ったり、試験合格の秘訣を教えてもらったり。
全く実務経験もなく、法学部出身でもない私がたった半年の勉強で社労士試験に一発合格したのは
彼らの力があったからだと断言できます。

昨日はそのお礼の気持ちを伝えました。
「司法書士事務所に勤務することを決めたのはたまたまの選択だったけど、
その選択で私の一生が変わりました」って言ったところ
私が辞めてから入所して、ずっとおつきあいがある司法書士さんが
「たまたまとはいえ、いよりさんがこの事務所にいてくれたことで
こうやって僕も知り合うことができて、いよりさんを通じて人の輪がすごく広がってるので
僕の人生も変わりました」
と言ってくれてすごく感激しました。
人ってお互いに影響しあっているのですね。

こうして去年と変わらず、みな笑顔で今年も一緒の時間を過ごすことができました。
今年は震災とか義母の死を通じて「去年と同じ」ことができるというのは
実はすごくありがたいことなんだってしみじみ感じています。

みんなに見守ってもらって、私も皆を見守る、そんな仲間を大事にしていきたいです。



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