大きくする 標準 小さくする


編集者の仕事

投稿日時:2010/06/23(水) 00:08rss

7月29日発売予定の『「営業ゼロ」で年商2000万 稼げる社労士の集客術』の
初校ゲラがあがってきました。

本になる過程は、まず著者が原稿を書き、編集者が原稿を整理し
(小見出しをつけたり、言葉を足したり引いたりして)
それを本の形に組み替えたものをゲラと読んでいるようです。
(と私は理解してますが、あってますか?)

最初の本を書いたとき、編集者の役割がわかっていなくて
自分の原稿が縦書きの本の形になっただけで、こんなに
読みやすくなるものか!と感動した思い出があります。

違うんですよね~。
編集者が「原稿整理」をしてくださるから
読みやすくなるというか、伝えたいことが伝わるようになるんです。

著者の立場からすると、「私のために編集をしてくれている」
と思ってしまいがちなんですが
編集者が見ているのは著者ではなく、読者です。
著者が持つ、世間に伝えるべきノウハウやエッセンスを抽出して
より読者に伝わるように編集をしてくださっているのです。

最初の1冊のときは全然何もわかりませんでした。
2冊目も1冊目の経験則はありましたが、それでも
本作りの流れがわかった程度でした。

3冊目にして、編集者の「本つくりにかける思い」が、
少しですがわかるようになった気がしています。

出版業界は自分の知らない世界だったので、
ここ1年は積極的に東京にも出かけ
著者や編集者に会う機会を設けて
その思いを聞いてきました。

新しいことを始めるには、その世界の「水」に慣れることが
必要かなぁって思って。

私の本業は「社労士」ですが
書店で本棚に入ったら、読者からすれば
村上春樹さんと同じ立場になるですよね。
本棚の中の人という意味では。

編集者がめざすところを私もしっかり見据えて
これから本になるまでの最後の仕上げをがんばりたいと思います。

トラックバック一覧

コメント


のりすけさんのイメージです。

いよりさん、こんにちは!

編集者さん=サザエさんに出てくるのりすけさん
なので、作家の先生から原稿を受け取ってくる
のが仕事のようなイメージがありました。

一緒に本を作りこんでいく大切なお仕事なのですね。
またひとつ勉強になりました。ありがとうございます。

素敵な本が出来上がることを期待してます。

Posted by 伊藤@精密部品加工屋 at 2010/06/23 07:00:00 PASS:

大先生の場合はきっとそう

伊藤さん、おはようございます!
「村上春樹さんもいよりんも本屋さんの
本棚に入れば一緒」的な無敵の発言をしましたが
モノ書きを職業とされている方と
私のようなビジネス書の著者は違うと思います。

作家と編集者さんの関係はのりすけさんかも
しれませんが、それでもテレビに映ってないところで
のりすけさんは大変なんだと思います(笑)

ビジネス書の場合は、書き手は素人なので
より編集者さんの力が必要というか
編集者さんがリードしてつくりあげるって
感じですね~

電子書籍の時代になって、素人が編集なしで
本を出せるようになったらどうなるんでしょうね。

例えば超1級の松坂牛だったとしても
牛をそのまま皿に乗せられても食べられないのと
一緒かなぁって思います。

Posted by いよりん at 2010/06/23 09:03:00 PASS:

そこですねえ

いよりんさま



酒井です!
大詰めですね。
よろしくお願い申しあげます。

>>
例えば超1級の松坂牛だったとしても
牛をそのまま皿に乗せられても食べられないのと
一緒かなぁって思います。

はい、そこですね、
やっぱり。

編集者の役割は、紙媒体でも電子媒体でも
本質は同じだと思っています。
ノウハウはあっても、
書くことだけに時間を取れない、
作家ではない、著者さんにとって、
編集者が読者さんとの間に立つことが
今後、より重要になると思っています。

その意味で、出版社=編集者・営業マンは
読者に選ばれる存在に
ならなくてはいけない以上に、
著者さんに選ばれる力と信頼を
得なくてはいけない、
とこのところ、肝に銘じておる次第です。

Posted by 酒井俊宏 at 2010/06/24 10:50:00 PASS:

酒井さん、どうもです

酒井さん、まいどです。
いつもありがとうございます!

編集者さんは著者にとって盟友でもあり
ある意味利害関係者というか
完全に著者の味方になってしまうと
いい本ができないような気がしています。

でも最後は愛かなぁ。。。。

最後までがんばります☆

Posted by いよりん at 2010/06/25 00:10:00 PASS:
名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

人事労務に関するコンサルタント業/セミナー運営/社会保険労務士業

詳細へ

個人プロフィール

詳細へ

最近の記事

このブログの記事タイトル一覧(903)


<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック

  • ルイヴィトン 店舗 from ルイヴィトン 店舗
    【明大生との一問百答】上司からアドバイスを引き出す方法 - 井寄事務所 代表 井寄奈美
  • 井寄奈美「著者デビュー5周年」に出席 from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    特定社会保険労務士で経営者会報ブログの会員でe製造業の会の会員でもある井寄奈美氏が2009年に「小さな会社の<トクする>人の雇い方・給料の払い方」を出版してから4年間で6冊の本を執筆しています。 そこで著者デビュー5周年の感謝祭を開くということで招待されましたが、たまたま我社の年2回しかない土曜日出勤日に当たり第1部のトークイベントには出席ができず夕方からのパーティにだけ参加させていただきま
  • 僕らの味方 キューティーバニー from 男の魂と誇りを込めて・・・世界が震撼する日本の鞄 國鞄 社長 庄山 悟 の日記
  • 新刊書『社長!「非常識社員」はこう扱いなさい』を頂きました! from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    いつもお世話になっている特定社会保険労務士の井寄奈美さんが、6冊目の本『社長!「非常識社員」はこう扱いなさい』を㈱中経出版より出版しました。 その新刊書を10月30日発売なのに早々と送ってくださいました。 井寄さんの出している本は全て労働基準法や社員になどに対する対処など中小経営者の悩んでいることなどを解りやすく解説している本で経営者にお薦めの本です。 今回は権利のみを主張して労務の
  • 大阪府中小企業労働環境好事例集作成で井寄奈美氏の取材を受けます。 from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    大阪商工労働部から推薦され大阪府総合労働事務所のヒアリングを受け中小企業労働環境向上好事例選定委員会において、三元ラセン管工業㈱においては、文句のつけようがないという意見も出るなど高評価を頂き好事例企業50社の中の1社に選定されました。 その選定された会社に今度は社会保険労務士や中小企業診断士が訪問し取材を行い事例集を作成するそうです。 訪問される社会保険労務士や中小企業診断士さんはこちら