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2011年02月23日(水)更新

4冊目の本、がんばっています

3月発売の新刊の制作が佳境を迎えております。
週末はまた事務所に泊まりこんで、ゲラの修正をしていました。

本は何冊書いても慣れないですが
残念ながら初心は忘れます。
自分基準でこれくらい書いていたらわかるかなー的な感じで
「手抜き」をしてしまったりします。

本ができるまでの過程として
私が書いた原稿を編集者さんが文体を整えてくださり
それがゲラという形で出てきて、さらに修正を加えることになります。

今回、編集者さんが原稿整理をされたことで
私の手抜き工事(原稿)があからさまになりました。
元の原稿がしっかりしたものだと、
編集者さんのの手が入ることで
シンデレラのように変身するのですが
元の原稿がスカスカだと編集者さんが魔法をかけてくれても
よりみすぼらしさが浮き立つだけなのです。
(今回学んだ最大のことです)

今回の原稿が手抜き工事であったことは
自分が一番よくわかっていました。
このまま本になってしまうことに対しての罪悪感もあり
そんな原稿を渡してしまった自分が情けなかったです。

しかし、ゲラになる前の段階で
東京の出張で他の編集者さんたちとも話す機会があり
「まだ間にあうよ」って言ってもらったので
ゲラで、納得がいくまで修正・加筆をすることにしました。

そして、戻ってきた初校ゲラで38000字の修正・加筆をしました。
原稿全体が8万字~10万字と言われているので
2/5くらい修正をしたことになります。
それも3日間くらいの間で集中して一気にやりました。

ゲラを戻して今はめっちゃ脱力感満載なのですが
また再校ゲラが戻ってきます。

本を作るには私が見えていないところで
たくさんの人が動いていているそうです。
最初にしっかりした原稿を書いていないことで、
編集者さんだけではなく
色々な人を振り回すことになるようなのですが
本を書くからには売れる本にしたいです。
せっかく手に取ってもらった読者の人をがっかりさせたくないです。

今回、スイッチが入るのが遅かったですけれども
あと2週間、印刷やさんに原稿が入るまで
できることは全部やりたいと思います。