大きくする 標準 小さくする
次ページ

2008年10月10日(金)更新

「あいみつ」で敢え無く敗退

今日は、先月、税理士さんにご紹介をいただいた
お客様のところに伺いました。

従業員数はアルバイト・パートも入れると100名を超えています。
しかし就業規則も時間外協定も雇用契約書もありませんでした。

労働時間もエライことになっていたので
今の現状で未払いの時間外を仮に請求されたらいくらになるのか
タイムカードをお預かりして試算も出しました。

こちらの会社は、悪意があって現状になったのではなく
事業規模の拡大に労務管理が追いつかなかった結果
今の状況になってしまったというかんじです。

先月はじめて訪問をさせていただいた際に、
他の社労士さんにも声をかけておられることをお聞きしました。
報酬の見積もりを提出し、「あいみつ」をさせて下さいということでした。

「あいみつ」大歓迎。
他の社労士さんの動向がわかるからです。
しかも「あいみつ」で、絶対勝たない自信があります。

私の行う業務は通常の社労士業務だけではありません。
他の士業や各専門家とのネットワークを活かした
ご提案をさせていただくことができます。
しかも監督署での勤務経験から行政とのネットワークもあります。

そんな付加価値をきちんと認めてくださり、
私の知識と人脈を最大限活用できるような広い視野を持った
お客様とお仕事をさせていただきたいので
単に顧問料がいくら、とかの値段だけで社労士を決めるお客様とは
パートナーシップを組みにくいと考えています。

今回「あいみつ」で負けたのは、そんな付加価値をきちんと
伝えることのできなかった私の努力不足だと反省しています。
報酬については、適正価格でご提示していましたので
それ以上に下げるつもりは全くありませんでした。

先日の村上 肇さんの講演にもあったのですが
自分が得意とする商品を、
それを探しているお客様に提供することができるような
伝え方をすることが大事だとおっしゃっていました。

現状は必死になってお客様を増やさなければならない状況ではないので
今、顧問契約をいただいているお客様の満足度を上げるように
より付加価値の高いサービスを提供していくこと、
今後新たなお客様については、
私ができるサービスをもっときちんとわかるように提示して、
私の方からも一緒に仕事をさせていただくお客様を
選ばせていただきたいと考えています。

実は社労士になって「あいみつ」をされたのは今回が初めてです。
景気の急激な変動で、かなり情勢も変わってきているようです。
しかしこんなときだからこそ、より選ばれる自分になるように
もっと「地力」を高めたいと思います。

2008年08月28日(木)更新

辛口女王本領発揮!他人の時間を大切にすること

今日の夕方、うちの事務員さんを凍らせてしまう出来事が起こりました。

ありがたいことに、今すごいご相談のラッシュ(?)で机の上は書類だらけ。
(古芝さん、スイマセン。整理ができてなくて。
確実に1時間以内に使わない書類もあったと思います)

今日は1日、外には出ずに事務処理ができるという
本当に大切な日でした。

そんな日の夕方に携帯電話が鳴りました。
見ると知らない人からの電話です。
一度でも携帯でお話した方はほとんど登録をしているので
登録がないというのは「初めてかかってきた電話」ということになります。

「もしもし●△です。いや~お久しぶりです。実は事務所の前にいまして
ぜひ寄らせていただきたいのです。事務所移転されてすぐに挨拶に
来れなくてすいません。」

●△は伏字ではなく、本当に聞き取れませんでした。
でもあまりに親しく話されるので「どちら様ですか?」とも聞けず
また本当に事務所の前まで来られているようでしたので
「どうぞお越し下さい」と申し上げました。

来られると、ある勉強会でご一緒の方でした。
新しい事業を始めたので、とりあえず会える人には全員会っているとのこと。
営業マンの鉄則であるのか、本題は切り出さず、どうも私に
「どんな商品を扱ってるのですか?」と聞かせようとしている様子がありありでした。

「いや~たくさんの人に会ってると別に商売の話をしなくても
中には仕事につながる人もいるので、とりあえず片っ端から
人に会ってるんです」

「ブチッ」

私の中で何かが切れました。

「失礼ですが、他人の時間の価値というものを考えたことはありますか?」

あ・・・言っちゃった。

できるだけ押さえたつもりなのですが、
昨日もある方とお話をしていて
「時間ほど大事なものはない。自分の時間以上に他人の時間を大切にっていうのを
いつも心がけないとダメだよね」という共通の認識だったので
今日の人は、「ホンマにビジネスマンとしてどないやねん!」というかんじでした。

お客さまが帰られて事務員さんが一言
「いや~ビックリしました。でもあれだけハッキリ言えるってすごいですね」

自分的にも、相手は同じくらいの年の男性だったし、少し言いすぎたかなぁと
普段色々ご相談をしているメンターさんにメールで経緯報告をしたところ

ストレートなのもいいけど

たまにはやんわりと。

なのかな。

バランスよく。

ですよ。


というアドバイスをいただきました。(本文のまま)

よくよく考えてみると、そこまで忙しいのであれば
たとえ事務所の前までお越しになられていたとしても
お断りするか、あらかじめ時間を区切ってお話を始めるべきでした。

何でも他人が悪いということはありません。
文句を言うのであればまずは自分の行動を反省すべきですね。

でもそんな私を支えてくれる事務員さんや
血が上った頭をちゃんと冷却してくださる方が周りにいてくださる
おかげで、なんとか社会生活を送ることができているのだと思います。

人の振り見て我振り直せ。

私自身はいい気づきのきっかけをいただきました。

爆撃を落とされた●△さんには申し訳ないことをしちゃいました・・・

次へ»