ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
人とのご縁を大事に仕事をしています。「今日もこんなええことありました」という気づきをみなさんと共有できればと思います。
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2010年12月19日(日)更新
事務員さんがいなくなって感じたこと
うちの事務所で約2年間にわたって、顧問先の社員の入退社手続きや
助成金申請業務を担当してくれていた事務員さんが
急に退職をして1か月が経過しました。
いなくなってみて、すごい量の業務を迅速に、しかも正確に
彼女が黙々とこなしてくれていたんだなぁってビックリしています。
もっと在籍中にねぎらいの言葉をかけるべきでした。ホントに。
自分ですべてをやってみて、この2年でお客様が増えている分
業務量もハンパなく増えていることがわかりました。
また、ハッキリ言って、業務量と顧問料が見合っていないお客様がいることも
よおくわかりました。
今になって思えば、彼女が体調をくずす前に
もう一人スタッフを雇って負担の軽減化を図り
私自身ももっと動きやすい体制を整えるべきでした。
それがなぜできなかったのか。
ズバリ金銭的に、人を増やす余裕がないからなんですが
これだけ忙しいのに、金銭的余裕がないのはなぜか。
書籍がらみの出張やパーティなどで経費支出が膨らんでいることもありますが
業務量に見合った適正な顧問料を言えてないからだと思っています。
お客様の会社で社員の給料の見直しはありますが、
顧問料の見直しってこちらから申し出をしない限りはありません。
ここ数年、経営が苦しくなり、「手続き業務を社内でやるので
顧問料を下げてくれ」というお話はありましたが、
社員さんが急激に増えたとしても、こちらからお願いしない限り
顧問料が上がることはありません。
そもそも「顧問料」に対するお客様の考えも様々で
我々に対する費用も経費なので、経費であれば
できるだけ安く押さえたいと考えられるのも理解はできます。
しかし、我々も霞を食べて生きているのではありません。
スタッフがいないと、サービスの質が低下しますし
いいサービスを提供するためには、スタッフにも
そこそこの給料を払ってあげないとダメだと思うのです。
今回、事務員さんが退職して、自分ですべての業務をやってみて
うちの事務所は、昔のように一人体制では運営できないことが
よくわかりました。
人を雇わないとやっていけない限りは、最低限、組織を運営できるだけの
報酬を得ることができるように、新しい年に向けてシビアに
料金体系の見直しをしたいと思っています。
そのためには、顧問契約をいただくことでどんなサービスを
提供することができるのかを明確にお伝えしていきたいと
考えています。
来年で開業5年になります。
次のステップに向けて、「金勘定力」を最大限に発揮して
よりよいサービスが提供できる組織をつくりたいと思います。
2010年12月08日(水)更新
面接のときに「勉強させてください」はNGかと
引き続き採用ネタです。
今回も前回も職員さんを募集したときに
面談で言われたフレーズ、堂々の第一位は
「こちらで勉強させてください」です。
いやいや、うちの事務所は学校じゃないし
なんで給料を支払って、私の大事なお客様の仕事で
勉強をしてもらわなアカンねん、ってずっと思っていました。
この言葉を口にする人は、どんな思いで私がゼロからお客様を増やして
これまで信頼関係を築いてきたのか、わかってるのでしょうか。
あなたのスキルアップのために事業をしてるんじゃないよ、って感じです。
今回はブログにも「職員さん募集」の記事を書き
そこにも「経験者のみ」と書いたので、
実はメールが何通かやってきました。
「未経験者で資格を取った私はどうやって実務経験を積めばいいのでしょうか」
という内容でした。
私自身、こんなにえらそうに言ってますが、
社労士資格を取ったとき実務経験はゼロでした。
社労士試験受験のために、仕事を辞めていたので
試験終了後、ハローワークで仕事を探しました。
職務内容が「社会保険手続き・給与計算業務」に絞って検索。
私が得た仕事は時給850円の会計事務所での仕事でした。
その事務所は、ある程度スタッフがいる事務所だったことと
新卒採用もしている事務所だったので、未経験者に対するハードルは
高くはなかったのが幸いしました。
パート、契約社員、職員についても大きな差別はなく
仕事ができる人にはどんどん仕事をさせてくれる風土だったのも
とてもラッキーでした。
入所してからは、当初の契約の16時に業務を終えたのは最初の2週間だけ。
決して残業を命じられたわけではないのですが、
私は必死で仕事をしました。
平均の業務終了時刻は21時。
終電まで仕事をしていた日も多く、
本来は休日である土曜日は6時に出社して働きました。
正直、未経験者の私にもどんどん仕事をさせてもらえたのは、
職員数50名くらいもいる比較的規模が大きな事務所だったからだと思います。
人が多いと、多少、力がない人がいても、育てる余裕があるんですよね。
社労士事務所は比較的規模が小さいところが多いので
なかなか未経験者を育てる余裕があるところは少ないのでは・・と思います。
例え、実務経験がなくても、新卒ではないので
今までの業務の経験で、事務所に何らかの役には立てるはず。
面接のときには自分自身を営業に行くつもりで、
自分は事務所に対して何ができるのかをアピールすべきじゃないかと思います。
「勉強する」はあくまでも、自分視点であり、給料を払う側にとっての
メリットではないので。
あとは・・経験がなくても、開業登録をして、社労士会の支部の研修や
行事に積極的に参加をし、行政協力や、先輩社労士の事務所の
短期バイト(助っ人)で仕事を覚えるのも一つの方法かもしれません。
私も、開業当時は先輩社労士の手伝いをさせてもらいました。
拙著『稼げる社労士の集客術』では資格を取るだけでは
商売にはならない、ということを書きました。
開業社労士でも勤務社労士でも、資格を活かして仕事を
しようと思えばまずは自分を売り込むこと。
そのためには、自分の経験をどう活かすかを考えることですかね。
仕事は他人に与えてもらうものではなく
自分から取りに行くものだという認識があれば
どう行動すべきかが見えてくるはず。
まずは相手にとってのメリットをどうすれば提供できるのか
その視点が大切です。
2010年12月08日(水)更新
新しい職員さんが決まりました!
みなさん、ご心配をお掛けしました。
事務所の新しい職員さんが決まりました。
手続き業務をバリバリやってもらっていた
職員さんが急に退職をしてしまったので
欠員補充のための募集でした。
ですので、採用条件は「社会保険業務・給与計算業務」の経験者。
教えている時間がないので、「ひとりで責任を持って業務ができる人」という
条件でハローワークから問い合わせがあったときも
たとえ社労士資格を持っていても経験がない人はお断りしていました。
給料は高くないのに条件だけやたら厳しかったのですが
(大卒で社労士資格もしくは相当スキル+実務経験必須)
それでも求人を出してから問い合わせは40件くらいありました。
履歴書も15名くらいは送ってもらいました。
しかし!今回採用した彼女は全くの未経験者です。
ある営業系の会社に3年間の契約社員で勤務して
現在社労士資格の勉強中ということです。
まだ20代半ばです。
なぜ未経験者の彼女の履歴書が送られてきたのかというと
たまたまお手伝いのスタッフが私の留守中にハローワークからの
電話を受けたからなんです。
まさに運命の出会いですよね。
彼女の履歴書を見て、目から伝わるパワーを感じて
とりあえず会ってみようと思いました。
そして会って話してみて、経験はないけれども
3年間前職の厳しい会社を耐え抜いた根性があれば
きっと仕事もやり遂げてくれるはず、と考え
初めての未経験者採用に踏み切ったのです。
経営者である限り、人にかかるコストは、必須だと認識しています。
要はそのコストをどういう風に使うか。
私なんて個人事業なんで、自分のお金をどう使うか、
どう気持ちよく使うか、なんですよね。
すなわち「一緒に仕事をしたいかどうか」なんです。
今回、投資にはなりますが、私も人を育てるのは初心者だし
職員さんは仕事が初心者だし、お互い様ということで
一緒にやってみようと思います。
各種研修も受講してもらおうと思っていますし、
彼女なら投資をしても惜しくありません。
とはいえ、いくら期待をかけていても
前の職員さんのように、急に辞められてしまうかもしれません。
でも、それは人を雇っているからには仕方がないんですよね。
会社からは、「辞めて」って言えないけど、従業員さんからは
いつでもどこでもどんな理由でも辞めることができるんですから。
うちも「退職の場合は2週間前までに申し出てください」と
契約書にはバッチリ書いていたけど、辞める気になってる人の
首に縄をつけて強制労働させるわけにもいかないですからね。
嫌な辞められ方をしたのは、私がそれだけの人物ではなかった、と
反省して、次はそんなことがないように、成長したいと思います。
来年は、できればもうひとり職員さんを増やして
職員2名+パート1名の体制で、もっと私が自由に動いて
お客様にも迅速な対応ができて、さらに新規のお客様に対しても
お断りすることなく、どんどん仕事を受けることができればいいなぁと
考えています。
事業をしているからには納税することと、人の雇用を生み出すことが
社会に対してやらなければならない最低限のことだと思うので
もっとがんばろう!
2010年07月14日(水)更新
【明大生との一問百答】上司からアドバイスを引き出す方法
〈質問〉----------------------------------------------------
塾で講師のアルバイトを始めて2年目になりました。
上司にあたるある先輩社員の方が、よく授業を見学してくださるのですが、
その後に特にアドバイスなどをいただけません。
私は自ら上司にアドバイスなどを求めに行くべきでしょうか。
(明治大学商学部 北川隆浩さん)
北川さんのブログ「明大生が厳選!! アスリートたちの言葉」
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上司からアドバイスをもらおうと思ったら
質問の方法を考えるべきだと思います。
ただ単に「今の授業はどうでしたか?」と聞かれても
答えようがないと思います。
自分で、工夫しているところを
なぜそう思ったかを加えて
「自分は前回の授業で○○と感じたので
××を今回は取り入れてみました。
どうでしょうか」
「××の方法でやったけれども
生徒に伝わりにくいので○○でやってみました。
さらに伝えようと思うと何か改善点はありますでしょうか」
などと、自分がまず頭で考えて行動する。
それについて評価をもらうという方法がベストかと。
うちの仕事は事務処理の仕事なので
講師の仕事とは全く違いますが、
事務員さんに質問をされたときは
まず自分で調べたのかを聞きます。
何も行動もせずに最初から聞かれると
あんまり教える気はしないです。
本人のためにもならないと思うし。
ご参考になれば、と思います。
2010年05月07日(金)更新
【今週のお題】飲みにケーションの代わりに名店めぐり
私、こう見えても事務所では無言です。
しゃべらずに黙々と仕事を続けられるタイプなんです。
お昼も休みません。
職員さんには、12時から1時間きっちり休憩を
取っていただいていますが、私は彼女が食べ終わってから
自分の机でお弁当とかコンビニのおにぎりをかじりながら
仕事は続けたままです。
(ツイッターをやってるときもありますけど・笑)
常勤の職員さんのほかに、臨時で事務所の会計の入力等を
お願いしている方が1名います。
彼女が来るタイミングを見計らって
ランチタイムに3人で事務所の近所の
有名店を食べ歩きしています。
女性3人なので一番のお気に入りは事務所の
隣にある湯木美術館に併設されている
吉兆が経営している茶寮 正月屋というお店。
少し離れたところにある
北新地の瑞苑で修行されたご主人が板長をしている
雲鶴というお店もお気に入りです。
これらのお店は月替わりで季節のお料理が楽しめます。
その他、事務所隣のステーキハウスや
中華・イタリアンのお店など。
おいしいものを一緒に食べることで
またガンバロウって気持ちになります。
少し背伸びをしたお店に行くことで
がんばって稼ごうって気持ちにもなります。
十分なことは何もできませんが
幸せな体験を少しでも共有できたらな、って思っています。
執筆をしたり気兼ねなく出張にいけるのは
事務員さんがいてくれるおかげです。
感謝の気持ち忘れないようにしなければ。
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