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2013年01月29日(火)更新

お客様の会社の創立30周年記念パーティで感じたこと

先日、お客様の会社の創立30周年パーティに参加させていただきました。
そちらの会社は、創業者である現社長のお父様(現会長)とお母様が
2人で10坪のお店から事業を始められ、
現在は従業員数500名超(うちパート社員450名)で
大阪で業界シェアナンバーワンの企業に成長されています。

創業パーティにはパートさんも含む全社員が参加されていました。
お正月を除いて年中無休で商売をされていますが
この日は創業以来初めて、全店舗休業で社員のみなさんの慰労と
皆で創業30周年、そして新社長(息子さん)の就任を祝う会でした。

パーティは、大阪を代表する老舗ホテルで開催され
美味しいお食事をいただきながら
マジックショーや、人気俳優のトークイベント、
そして社員さんたちの出し物など盛りだくさんでした。

最後に常務であるお母様があいさつをされました。
事業を始めたとき、2人の子どもさんがまだ小さくて
とても不安だったこと。
雨の日も風の日も自転車に乗せて保育所に連れていき
運動会も参観日もまともに行ったことがなく
子どもたちには申し訳ないと思っていたけれども
上の息子さん(現社長)が、大学生になったときに
会社を継ぐと言ってくれて、ちゃんと親の背中を見て育ってくれたんだなと
思って本当にうれしかったことなど、話されました。

パートさんは子育て世代の人も多く、誰もが子育てと仕事の両立で
悩んでいると思います。
でも常務が、「子育てで大変なのはほんの10年ほどです。子どもは
親が一所懸命働いている姿を見てくれてます。
私もまだまだがんばります。みなさんも一緒にがんばりましょう」と
おっしゃり、私も胸が熱くなりましたし、450名のパートさんも
励まされたことと思います。

会社が小さいときから、大きくなった今でも、現場に入って
社員さんとの関わりを一番に考えておられる常務ならではの言葉だと思いました。

会社が大きくなっていくとき、核の部分が固まっていないと空中分解してしまいます。
こちらの会社は創業者である会長と常務の周りにしっかりとした核があり
それを新社長がしくみをつくって、しっかり経営をされています。

しくみをつくるのも経営者の大事な仕事ですが、社員ひとりひとりの顔を見て
声をかけて、「会社はあなたを必要としています」というメッセージを送ることも
大切だなって感じました。

これからますます発展が楽しみです。





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