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人とのご縁を大事に仕事をしています。「今日もこんなええことありました」という気づきをみなさんと共有できればと思います。
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2008年10月02日(木)更新
設立30周年はリッツ・カールトンで♪
ちょうど1年前に就業規則や雇用契約書等、労務管理に必要な書類一式の
作成支援をさせていただいた事業所さんに久しぶりにお邪魔しました。
就業規則の作成をさせていただいて、
そのまま顧問契約をいただく場合もありますが
こちらの事業所さんのように、あとは自社でやるので・・と
おっしゃるケースもあります。
今回は残業代の計算方法について
自社でされている分が就業規則に合っているのかどうかを
きちんと確認をしたいということでお呼びがかかりました。
その事業所さんは製造機械の部品を作られています。
いかにも町工場の典型的なつくりになっていて
一階が工場で、工場の奥の階段から2階に上るとそこが事務所になっています。
ご近所への騒音対策からかシャッターを閉めて作業をされているのですが
中に入ると、機械の音、油の匂い。
とても懐かしいかんじがしました。
最近、頼りにしていた従業員さんの退職があったようで
社長は少し元気がなかったようにも感じました。
経理担当の事務員さんと、残業代の計算方法の確認等々しながら
お話を聞いていると、再来年の2月で法人設立30周年になることが
わかりました。
(なんとその経理担当の事務員さんは設立当時からいらっしゃったそうです)
その日は現場作業にかかりっきりで、
打ち合わせには顔を出されなかった社長ですが
帰りにお声を掛けました。
「社長、最近どないですか?」
「今年はなんとかいけたけど、来年の見通しがたたへんな」
「社長、再来年は法人設立30周年らしいですやん。
リーツ・カールトンでパーティやって私も呼んで下さい」
「あ・・そうやったな。そうや、そうや。
そや、なんかやらなアカンな。
従業員も喜ぶわな。
そのためには来年がんばらなアカンわ。
見通したたへんとか言うてる場合ちゃうな。
ええこと、聞いたわ。ありがとう。」
社長の顔がぱっと明るくなりました。
その社長は本当に従業員さん思いで
今まではやみくもに働いてきたけれど
やはりそれだけだったらダメや、
従業員さんの働きに報いるためには
法律もきちんと守らなアカンということで
就業規則の作成依頼をいただきました。
就業規則を作成しているときには
まずは「週40時間」の法定労働時間にぶちあたりました。
休日を増やさなければどうにもならないことを知り
こんな思いまでして就業規則をつくらなアカンのか・・と
途中で投げ出されるんじゃないかと心配していました。
しかし次の打ち合わせのときにはきちんと立ち直っていて
交替制で勤務ができるように考えておられたり
なんとか法律に対応するように、という姿に心を打たれました。
昨日お邪魔したときもきちんと雇用契約書等も整備されていて
就業規則をつくるだけの会社さんも多い中
きちんとその後の運用もされていました。
経営をしていく中で、お金の問題、人の問題、
悩みはつきませんが、帰りに少し元気になられた
社長のお顔を拝見して、訪問させていただいてよかった、
と心から思いました。
私達の仕事で一番喜ばれることは、
法的な面でのサポートもありますが
実は第3者の観点のアドバイスによって
社長自身が気づきを得るお手伝いができることです。
社長の応援団のようなものですね。
事務所でのデスクワークもたくさんありますが
それは晩や週末にやることにして
昼間は事業所さんにどんどん出向いて
ひとりでも多くの社長さんに元気になっていただきたいと思います。
リッツ楽しみです。
その前に近々焼肉にも連れて行ってくださるそうです。
ラッキ~♪♪
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