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2010年11月28日(日)更新

それでもなお

『そうか、君は課長になったのか』に続き
『働く君に贈る25の言葉』(佐々木常夫著:WAVE出版)を読んでいます。

働く君に贈る25の言葉
働く君に贈る25の言葉
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まだ最後まで読んでいないのですが、
途中でグっとくる言葉に出会いました。

「それでもなお」という言葉です。

佐々木さんはこちらの本からの引用で使われています。

それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条
それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条
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今、ブログにもツイッターにも書けないつらいことを抱えています。
「それでもなお」という言葉で前に進む勇気をもらいました。

自分で仕事をするということは、進むべき方向もすべて自分で
決めることができるけれども、いつも自分の思うとおりに行くわけではない。
進めば進むほど孤独という気がしてきて。。。

・成功すれば、嘘の友達と本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功をしなさい。

・何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築き上げなさい。


今の私は、今までの仕事のやり方であれば、もう限界まで来ていると思います。
次のステップに進むために神様が与えてくださった試練だと思い
がんばって乗り切りたいと思います。

2010年11月27日(土)更新

社労士会の忘年会に行って来ました

昨日は社労士会の忘年会に行って来ました。
自宅から現在の淀屋橋の事務所に移転したのが3年前。
現在の中央支部になってからほとんど支部行事には参加したことがありません。
(経営者会報ブログに支部での行事を書くのはこれが初めてでは?)

社労士会には地域ごとに支部があります。
自宅の事務所のときは、開業当時から支部活動には積極的に参加をし
支部の幹事も務めていました。

しかし!『稼げる社労士の集客術』に書いたように
同業者の集まりに参加をしていても、時間を取られるばかりで
それよりもお客様のために時間を使おう、ということを決めて
支部活動は私の中で事業仕分けの対象となってしまいました。

ですので今の中央支部になってからは
ほとんど行事に参加することはありませんでした。

このたび、支部が再編成になるということで、
「現在の中央支部での忘年会は今年で最後!」というコピーに心動かされて
同じ支部の知り合いの社労士さんに声をかけて参加の運びとなりました。

支部長が私のことを見つけてすごく喜んでくださいました。
「本、読んだよ。確かに支部の活動してても稼がれへんわな」と
笑いながら言われてしまいましたが・・・(笑)

忘年会に参加するのは初めてだったので、みなさんの前で
自己紹介を(今さら!)させていただく機会をいただきました。
いつも本はカバンに入れているので、すかさず宣伝!
「ぜひみなさんで応援してください!」とお願いしたところ
たくさんの方に名刺交換を求められ、「買いますね!」と
おっしゃっていただきました。

あー本を持ち込んでワゴン販売すればよかった!
30冊は売れたと思います(笑)

ひとつ感じたこと。
自分が属している組織の人たちは、「味方」だってことです。
「がんばってるんやし、みんなで応援してあげよう」っていう空気を
すごく感じました。

支部活動を全くしないで、行事にも参加しないで、申し訳ないのですが
みなさんの気持ちがとってもありがたかったです。

社労士になった頃に一緒に勉強会をしていた方と5年ぶりくらいに再会したり、
4年前の特定社労士の研修のときに同じグループだった方と再会したり、
あっという間の2時間で、自分のホームグランドに帰ってきたような感じで
参加してすごくよかったです。

2010年11月24日(水)更新

【明大生との一問百答】起業当初に大変だったこと

〈質問〉----------------------------------------------------

 起業した(経営者になった)当初、大変だったこと、
 苦労したことはありますか?

       (明治大学商学部 稲田左右吉さん)

----------------------------------------------------------------

私が社会保険労務士として独立開業したのは
平成18年4月のことでした。
経営者会報ブロガーの中では一番新米経営者で
かつ一番小さなビジネスをしていると思います。
ご参考になるかどうかわかりませんがお伝えしますね。

ま・・詳しくはこちらをお読みいただければ
月商5万円から今までの経緯をわかっていただけると思います。

全国書店にて絶賛発売中!

「営業ゼロ」でも年商2000万 稼げる社労士の集客術
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ま、それはさておき、開業当初、一番困ったのは、
「仕事がないこと」ですかね。
勤務をしていたときは、「仕事がない」という状態は
全くありませんでした。
どちらかというとずっと追われている感じで、
「仕事=やってもやっても終わらない」というイメージだったのですが
自分で開業するって、「仕事自体を自分で取ってこなければならない」って
ことに気付いたときは、結構大きな衝撃を受けました。

例えはあまりよくないかもしれませんが
多分、動物園で育った動物がいきなり野生に戻されたときって
同じような衝撃を受けるんじゃないかなぁ。
「餌は自分でとってこないとないんやで」みたいな・・(笑)

仕事がないということは、社会とのつながりも断絶されるということです。
「仕事がなければ外に出て営業に行けばいいやん」って感じなんですが
移動にお金がかかる、ということに気付いたときも衝撃でした。

会社員のときは、移動経費は旅費精算で会社からもらえたので。
もちろん通勤定期もないですし(開業当初は自宅を事務所にしていました)
移動のたびにお金が減っていきました。

またクリップやコピー用紙などの備品も「自分で買わなければない」のです。

さらに!会社にいたときは当たり前に入ってきた「情報」も
自分で取りに行かなければ入手できなくなりました。
会社だとお客様と話したり、同僚や上司と普通に情報交換ができますが
仕事もない、仕事のパートナーもない、出て行くにもお金がない、となると
情報難民にもなってしまうのです。

しかし!収入がこれだけしかないからこれだけしか動けない、というのは
実はサラリーマンの考え方なんですよね。
経営者であれば、「投資」のマインドが必要です。

これだけ稼ぐための準備として、先にこれだけお金を使うと決めて
先に投資をすることが大事かと。
(但しお金は大事なので慎重に!が鉄則です。お金も貯めておく必要があります)

私の場合は、本にも書きましたが、ホームページをお金をかけて整備をして
「紹介」を得やすくする仕組みをつくったり、自分の専門力を高めるために
高額セミナーにも通い、知識とワンランク上の人脈をゲットしたりしました。

自分で仕事を始めるということは、自分で自転車を漕がないと
前に進まないんですよね。
しかも自転車の空気を入れたり、ブレーキの調整をしたり
オイルを注したり、すべて自分で判断してやらなければなりません。
でもどこに向かって漕ぐのか、いつまでに目的地に着きたいのかなどを
前を向いて漕いでいたら、応援してくれる人も出てきますし
なんとかなるものです。

自転車も漕ぎ出す最初が重いですよね。
簡単には動かないけどやってみてください。

お金と人脈、あと自分の心を荒らさないこと、自分を元気づけるのは
自分しかありません。がんばって!

2010年11月24日(水)更新

経営者にもお薦め!『そうか、君は課長になったのか。』

そうか、君は課長になったのか。
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『そうか、君は課長になったのか。』(佐々木常夫著:WAVE出版)を読みました。
実はずっと机の上の積読チームに入っていました。

本屋さんでもよく見かけるし、「売れている本」という認識はありましたが、
「課長」というキーワードに私は心を動かされなかったし、
大企業に働く初級管理職向けの本だと思っていました。

でも読んでみて、私のような小さな組織の経営者、
そして、視点を変えて、部下に権限委譲をしようとしている
中小企業の経営者にぜひ読んでもらいたい本だと感じました。

実は私は、会社で管理職になった経験がありません。
しかし、今は人を雇っています。
当初はアシスタントという位置づけで雇入れていましたが
来年に向けて組織の拡大も考えています。

そのときに自分がやらなければならないことの答えが
この本にありました。

現場の仕事(具体的業務)を卒業してマネジメントを行う

ということです。

この本のシチュエーションと私との大きな違いは
「課長」は自分のお金で仕事をしているわけではなく
私は自分のお金で仕事をしているということです。

また、うちの組織は、大きなものではないし、
最終責任を自分が取らなければならない、と
いうところは違いますが、小さな組織のリーダーとして
やらなければならないことは非常に参考になりました。

○「こんなことは言わなくてもわかるだろう」と思って
細かい指図をしなかった結果、職員さんに伝わらなかったことが
何度もあります。


○他人に教えてやるよりも、自分でやるほうが早い、ということで
自分だけが夜中も休日も仕事をして、経営者だから仕方がない、
なんて思っていましたが、それが果たしてお客様に対して
迅速なサービスが提供できているのかというとそうではない。


○プレーヤーとしての自分の先にマネジメントができる自分がいるのではなく
マネジメントは別の仕事だという認識が必要である。


今、私のお客様の会社でも、社員自身が考えて動くことができる
組織をつくろうとされている会社が多くあります。

社員数が20名までの会社であれば、ほぼ社長のトップダウンで
課長も部長もありません。
しかしそれでは社員がいつまでも自分で考えて動くことができないので
あえて組織図をつくって権限委譲をしていこう、という取り組みをされています。

小さな会社の経営者は二代目さんが多くて
ご自身は中間管理職の経験がない方もたくさんおられます。
そういった経営者から、組織つくりのときに小さな組織のリーダーとなる人へ
その心構えとしてこの本を渡してもらいたいと思います。

社内の政治力の話であるとか、大企業独特のルールも含まれていますが
大企業だけではなく、中小企業の組織つくりの際や
私のように、いきなり人を使う立場になった初級経営者にもお薦めです。

2010年11月23日(火)更新

明治大学での特別講演、楽しかった!

先週、明治大学でゲスト講師としてお話をさせていただく
機会をいただきました。
久米信行さんが担当されている『ブログ起業論』の中で
お時間をいただいたのです。

「いよりん、学生の前でしゃべってみる?」って
久米さんに言われたのは、夏の日のことでした。
「うわーい!しゃべりたい!!」って即答したものの
私が学生さんに伝えられることって何だろう、ってずっと考えていました。

久米さんの授業では私の前にもゲスト講師が何名か
招かれていましたが、いずれもご活躍されている
「ちゃんとした大人」風の人ばかり。
私に何ができるのかな・・・

考えた結果、自分の体験を話すしかないって決めました。
ちょうど学生さんたちは私の半分の年齢です。
彼らの倍も生きていて、しかも彼らがまだ未経験の社会人ゾーンの
話をさせてもらうことにしました。

大人が子どもにできることって、子どもに大して
「ああしなさい、こうしなさい、こんなんしたらアカン」と
命じることではなく、自分自身が楽しく生きて
子どもに「大人になるってこんなに楽しいことなんや。
自分も大人になりたい」って前向いて自分の足で進むのを
支援することだと思うんです。

大学生は「子ども」ではありませんが、昨今の就職難とか見てると
「不安」を抱えて生きてるんじゃないかなぁって思って
講演のタイトルも「なんとかする!技術!」としました。
もちろん久米さんの『すぐやる!技術!』シリーズの
4作目を狙ってのことです(笑)

そして自分自身、失敗したことや
つらかったことから学ぶことが多かったので
「6つの挫折」から学んだことをお伝えしました。

バブル時代に社会人になった私たち「超脳天気世代」の話がどこまで
学生のみなさんに響いたのかはわかりませんが
普段、経営者会報ブログでやりとりをしている学生さんたちが
前の方の席に陣取ってくださり、すごく話しやすかったです。

経営者会報ブログからも山田さんが応援にきてくださり
ツイッターのお友達も応援に来てくださいました。

終わってすごい充実感。
講義の後に学生さんたちと一緒に行った
カレーショップでのビールなしでのウダウダ話も
とっても楽しかったです。

明治大学の学生さん、ありがとうございました!
そしてこんな機会をいただいた久米信行さん、ありがとうございました!
あー楽しかった!

■学生のみなさんがブログに書いてくださっています!
*井寄さんの講義を聞いて

井寄奈美先生の特別講演会

*井寄奈美さんご講演


社労士 井寄奈美さんの御講演


◎最後に事前の一問百答にもお答えいただきありがとうございました!
あまりに回答がギリギリで(笑)当日盛り込めなかった分も多くあり
すいませんでした。
経営者会報ブログの事務局の田中さんも含め、みなさんのご協力感謝です!

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