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2011年06月21日(火)更新

信頼は1日にして築かれるものにあらず


今日、朝一番で前職の元同僚からメールがやってきました。
彼も既に転職をしているのですが、今、勤務している会社での
労務関係の書式作成について相談に乗ってほしいというものでした。

「もちろん、よろこんで」と返信すると、彼が勤務しているベンチャー企業の
代表者から詳細のメールがやってきてご相談を受けることになりました。

彼と一緒に仕事をしていたのは5年前。
以前の職場はみんなすごく働いていたので
帰りに飲みに行くとかほとんどありませんでしたが
(私も当時、子どもが小さかったですし)
彼の所属するチームの人たちとは
定期的に飲みに行って、色々なことを話していました。

一緒の職場にいたので、(3年ほどでしたが)
人柄をよく知っていてくれたこと、
そして独立後もメルマガを購読してくれていて
連絡を取り続けていることで、労務の相談があったときに
私のことを思い出してくれたのだと思います。

開業して仕事が取れない、紹介がもらえない、という
ご相談をよく受けます。

実績も何もないときに、異業種交流会で名刺交換をした人から
仕事を紹介されるなんてラッキーなことは滅多にありません。

最初に仕事を紹介してくれるのは、自分のことをよく知ってくれている
元同僚であったり、友人だったりするんですよねー。
でもそもそも同僚や友人と接するときに、
「独立したらこの人から紹介をもらおう」なんて思いながら
付き合うなんてありえないので、これは普段の自分の心がけや
人としてきちんと生きるって意識をすることが大事だと思っています。

さらに、自分が今は何をやっているのかを知ってもらうことも大事なので
ベタですが、開業案内は書面で送る(メールだと流れてしまいますよね・・)
年賀状を送る、ニュースレターやメルマガも相手がOKであれば
送らせてもらうなど、交流を続けることです。

このときの距離感も実は大事で、売り込みだけになると
情報をもらうほうもつらいので、(いくら知り合いとはいえ)
ひとりひとりに送る情報を変更するのは無理だと思いますが
具体的に○○さんのために、って頭に浮かべながら書く、もしくは
自分がこれと思った情報を共有するつもりで書くといいかもしれませんね。

信頼を築き上げるのには時間がかかります。
これってまさに日々の積み重ねだなぁって思います。

しかしよく言われることですが、積み上げた信頼が崩れるのは一瞬です。
日々自分に自問自答しながら、起こった出来事に対して感情的反応せず
「あるべき姿」を強くイメージして対応していくようにしています。

誰も見ていないと思っていても、いいことも悪いことも誰かが見ています。
この人とは一生関わりがないだろうと思って不義理をしてしまった人と
また別の仕事でめぐり合うなんてこともよくあります。

今が、過去の積み重ねの上にあるとしたら
今の積み重ねが将来のための貯えになるのです。
人はいつからでも変わることができます。
過去は修正できないけれども将来は変えることができるので
今日から変わるという意識で行動を変えていきましょう。

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