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2011年05月15日(日)更新

本当の人脈のつくりかた

昨年、『稼げる社労士の集客術』(日本実業出版社)を上梓してから
独立開業したばかりの同業者さんからの相談がかなり増えました。

そもそも、その前から相談されることが多く
正直、対応に時間も取られるので、
(私は同業者さんへの開業支援は商売にする気は毛頭ないので)
本に書いてしまえば、みんなそれを読んでくれるだろうと思っていたのですが
それは大きな間違いでした。

本を読んでくださった方が、私の考えややり方に共感してくださって
ご自身も同じようにやりたい、というのはとてもありがたくうれしいのですが
ひとつ言えることは、ずばり同じことをするのではなく
自分自身に落とし込んで行動をしてみるということが大事なのでは・・ということです。

本を読む人は他人の経験を活かしてショートカットを考えておられるのかもしれませんが
結果的に寄り道になったとしても、やったことで土台ができるということもあります。
例えば、私は本の中で行政協力は「止めること」と事業仕分けをしていますが
それは自分がやったから「止める」という答えを引き出せたからで
実はやったことで得たものも大きいのです。

本で書きたかったことは「引き際」が大事だということで
やってみて得ることが必ずあります。

勉強会の活用で人脈をつくりあげることを提案していますが
既にある勉強会に参加することもいいですが
まずは本に書いているように自分の周りの人(受験仲間等、自分と同じレベルの人)と
やってみるということも大事です。

勉強会は参加するだけではあまり得るものはなく
運営に回ってこそ本当の人脈もできてきます。
いきなり大きな組織で運営スタッフには入れないので
まずは手近なところで練習をするのです。

先日の出版感謝祭にも70名もの方にお集まりいただきましたが
思い起こせば、自分にとってのキーマンがつなげてくれた人脈から
大きくつながっていったことがわかります。
キーマンに対しては、自分からお願いしたのではなく
キーマンに応援してもらえる自分になるように意識して行動した結果だと思います。

他人に何かをしてもらいたかったらまずは自分がその人にとって役に立つことをやってみる。
先に与えるということですよね。

人それぞれ自分を取り巻く環境も違いますし
周りの人から求められる役割も違います。

いつも私が思っていることは
「自分の目の前にいる人を幸せにできなければ
もっと離れた人は幸せにできない」ということです。

出会うべき御客様と出会うためにも
まずは自分の目の前の人に自分から与えるを繰り返すことで
いつの間にか自分を応援してくれる人脈ができていくのではないでしょうか。

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