大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


信頼は1日にして築かれるものにあらず

投稿日時:2011/06/21(火) 00:15rss


今日、朝一番で前職の元同僚からメールがやってきました。
彼も既に転職をしているのですが、今、勤務している会社での
労務関係の書式作成について相談に乗ってほしいというものでした。

「もちろん、よろこんで」と返信すると、彼が勤務しているベンチャー企業の
代表者から詳細のメールがやってきてご相談を受けることになりました。

彼と一緒に仕事をしていたのは5年前。
以前の職場はみんなすごく働いていたので
帰りに飲みに行くとかほとんどありませんでしたが
(私も当時、子どもが小さかったですし)
彼の所属するチームの人たちとは
定期的に飲みに行って、色々なことを話していました。

一緒の職場にいたので、(3年ほどでしたが)
人柄をよく知っていてくれたこと、
そして独立後もメルマガを購読してくれていて
連絡を取り続けていることで、労務の相談があったときに
私のことを思い出してくれたのだと思います。

開業して仕事が取れない、紹介がもらえない、という
ご相談をよく受けます。

実績も何もないときに、異業種交流会で名刺交換をした人から
仕事を紹介されるなんてラッキーなことは滅多にありません。

最初に仕事を紹介してくれるのは、自分のことをよく知ってくれている
元同僚であったり、友人だったりするんですよねー。
でもそもそも同僚や友人と接するときに、
「独立したらこの人から紹介をもらおう」なんて思いながら
付き合うなんてありえないので、これは普段の自分の心がけや
人としてきちんと生きるって意識をすることが大事だと思っています。

さらに、自分が今は何をやっているのかを知ってもらうことも大事なので
ベタですが、開業案内は書面で送る(メールだと流れてしまいますよね・・)
年賀状を送る、ニュースレターやメルマガも相手がOKであれば
送らせてもらうなど、交流を続けることです。

このときの距離感も実は大事で、売り込みだけになると
情報をもらうほうもつらいので、(いくら知り合いとはいえ)
ひとりひとりに送る情報を変更するのは無理だと思いますが
具体的に○○さんのために、って頭に浮かべながら書く、もしくは
自分がこれと思った情報を共有するつもりで書くといいかもしれませんね。

信頼を築き上げるのには時間がかかります。
これってまさに日々の積み重ねだなぁって思います。

しかしよく言われることですが、積み上げた信頼が崩れるのは一瞬です。
日々自分に自問自答しながら、起こった出来事に対して感情的反応せず
「あるべき姿」を強くイメージして対応していくようにしています。

誰も見ていないと思っていても、いいことも悪いことも誰かが見ています。
この人とは一生関わりがないだろうと思って不義理をしてしまった人と
また別の仕事でめぐり合うなんてこともよくあります。

今が、過去の積み重ねの上にあるとしたら
今の積み重ねが将来のための貯えになるのです。
人はいつからでも変わることができます。
過去は修正できないけれども将来は変えることができるので
今日から変わるという意識で行動を変えていきましょう。

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

人事労務に関するコンサルタント業/セミナー運営/社会保険労務士業

詳細へ

個人プロフィール

詳細へ

最近の記事

このブログの記事タイトル一覧(903)


<<  2024年3月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

コメント一覧

最新トラックバック

  • ルイヴィトン 店舗 from ルイヴィトン 店舗
    【明大生との一問百答】上司からアドバイスを引き出す方法 - 井寄事務所 代表 井寄奈美
  • 井寄奈美「著者デビュー5周年」に出席 from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    特定社会保険労務士で経営者会報ブログの会員でe製造業の会の会員でもある井寄奈美氏が2009年に「小さな会社の<トクする>人の雇い方・給料の払い方」を出版してから4年間で6冊の本を執筆しています。 そこで著者デビュー5周年の感謝祭を開くということで招待されましたが、たまたま我社の年2回しかない土曜日出勤日に当たり第1部のトークイベントには出席ができず夕方からのパーティにだけ参加させていただきま
  • 僕らの味方 キューティーバニー from 男の魂と誇りを込めて・・・世界が震撼する日本の鞄 國鞄 社長 庄山 悟 の日記
  • 新刊書『社長!「非常識社員」はこう扱いなさい』を頂きました! from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    いつもお世話になっている特定社会保険労務士の井寄奈美さんが、6冊目の本『社長!「非常識社員」はこう扱いなさい』を㈱中経出版より出版しました。 その新刊書を10月30日発売なのに早々と送ってくださいました。 井寄さんの出している本は全て労働基準法や社員になどに対する対処など中小経営者の悩んでいることなどを解りやすく解説している本で経営者にお薦めの本です。 今回は権利のみを主張して労務の
  • 大阪府中小企業労働環境好事例集作成で井寄奈美氏の取材を受けます。 from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    大阪商工労働部から推薦され大阪府総合労働事務所のヒアリングを受け中小企業労働環境向上好事例選定委員会において、三元ラセン管工業㈱においては、文句のつけようがないという意見も出るなど高評価を頂き好事例企業50社の中の1社に選定されました。 その選定された会社に今度は社会保険労務士や中小企業診断士が訪問し取材を行い事例集を作成するそうです。 訪問される社会保険労務士や中小企業診断士さんはこちら